新築のコンセントの位置が違う!失敗をしないために行う1つの事
新築を建てた後の失敗談でダントツ多いのが、コンセントの位置です。
実際一番使うのになぜ失敗するのか?
それは電気図面上でしか確認していないからです。
図面で見るのと実際見るのでは空間認識が違います。
そもそもいくら想像しても気付けない事もあるのです。
だからこそ、失敗談の経験から学ぶことも大事です。
しかし、それだけでは全然足りません!
なぜなら実物を見ていないからです。
だからこそ、今だにコンセントの位置の失敗談は無くならないのです。
何より、自分たちの図面は世界に一つです。
似たような事例があっても、結局見てみないとわからないのです。
だからこそ、たった一つの方法は現地現物!
自分たちもこの見方で、コンセントの位置を図面上から10箇所も移動しました。配線を固定する前に、図面上ではなくて現場で確認する事で、完璧なコンセントの位置を決めていきましょう。
一般的なコンセントの位置についての考え方
コンセントの位置を考える上で、生活しているイメージをつけないと、どこにいくつ取り付けるか明確にできません。
しかし、実際生活するのはこれからなので、未来を想定しなければなりません。
そこが難しくもあり失敗する元になります。
どこにどういった家具や家電を置くのか?自分たちがどこでくつろいでいるのか?いろんなイメージを考えないといけません。
一般的な一部の例を書いていきます。
テレビやベットの位置は固定されることが多いけれど、流動的に動く家具もあります。リビングテーブルやソファの位置は、生活の変化で変わることがあります。特に小さい子供がいると、初めはキッズスペースにしていた場所が、子供も大きくなるといらなくなり家具の模様替えがされます。そうなった時を想定するのは困難ですが、どこの部屋をどう使うか長い目で考えて置くことが大事です。
掃除をする時のことを考えると、掃除機をかける動線にコンセントを置くことが大事になります。掃除機のコードは、角で引っかかると引っ張ってもついてこないことがあるので、コンセントの位置は部屋に対して中心に置くと、そこを軸にして部屋全体を掃除できるので便利です。最初は良くても、意外に掃除機の移動でコンセントを付け替える手間が大変になってきます。
コンセントの位置は概念を持たない事で失敗しない
コンセントの位置は、概念を持たない事でより良くなります。
- 今ある家電だけを想定しない事
- コンセントは床面近くに設置しなければいけないと思い込まない事
- ダイニングは食事するスペースだと決めつけない事
- キッチン周りの家電は確実に増える事
この4つを考えるだけでもだいぶ変わります。この4つを詳しく説明します。
掃除機・ハロゲンヒーター・加湿器など、場所を変えて使う可能性のある家電や将来使うであろう買い足し家電も想定に入れることが大事になります。今ある家電だけで、コンセントの配置を決めてはいけないのです。
固定家電でもテレビ・ビデオ・ゲーム機などの配線が多い場所は、少し高い位置になるテレビの裏にコンセントを持ってくる事も考えてみましょう。下のテレビボードの裏に配線が来ると、配線を組み替えるのが大変になったり、埃がたまりやすく掃除が面倒になります。このように、コンセントは必ず床面近くに置かなければならないという概念を捨てると、考え方が広がります。
ダイニングテーブル付近にコンセントが必要になってくるケースが良くあります。最初は食事するだけのスペースになるので、それ以外の必要性を考えないのですが、意外に家族が増えると、ダイニングテーブルも誰かの個人スペースになっていくことが多いです。
例えば、子供の勉強スペース・主婦の休憩スペース・夫のくつろぎスペースなどです。意外にしっくりくる椅子とテーブルがあるダイニングが、作業する上で使いやすく居心地のいいスペースになることが増えてきます。そのため、コンセントが必要になってくるケースがあるのです。
カップボード横の炊飯器やレンジを置くスペースのコンセントが足りなくなり、タコ足配線になることが多いです。予想していた数より、一個多めにしておくと便利になります。家電もいろんな種類が出るので、想定外の調理器具が増えてくる場合にコンセントが足りなくなります。
この4つを考えても、結果的に自分たちの間取りでイメージすることが大事なので、やはり現地現物が一番大事になります。
コンセントの位置はやっぱりリアルに限る!たった一つの方法は現地現物!
家も上棟が終わり、少しづつ出来上がってきます。
ちょうど中間検査を行うくらいになると、屋根も外壁もついて家の構造体が出来てきます。
電気配線もついて、コンセントの位置にボックスがついて、なんとなく部屋にコンセントがついているイメージができてきます。
ハウスメーカーに依頼すると、いつでも予備の鍵で、建設中の家の中に入ることができます。そのため、夫婦でなんとなく見学しながら、新生活のイメージをしてみてください。ある程度買う家具が決まっていればなおさらベストです。
なんとなく一日の生活をイメージしてください。
掃除してみる・洗濯してみる・食事を作ってみる・食事を食べてみる・ベッドで寝てみる・ダイニングに座ってみる。
こんなことをイメージし始めるといろんな想像力が働き、電気図面の時となんか違うなって思うんです。
微妙な位置替えでも全然いいと思います。
現場を見るからこそ気付ける事があります!
きっと部屋の景観を大切にする意味で見栄えも大事ですが、やはり生活動線でコンセントの位置を選んでいくと間違いなく後悔しません。実は見栄え意識こそ、コンセントの失敗につながります。
まとめ
一番言いたい事は、コンセントの失敗は現地現物していないことに原因がある事です。
図面上では、どうしてもわかりかねるのです。
自分たちの間取りは、自分たちしかわかりません。
だからこそ、他のどの事例でも参考くらいにはなりますが、所詮参考なのです。
だからこそ、未だにコンセントの失敗は減らないのです。
実際に現場を見て自分たちの新生活をイメージすることが一番大事なのです。
ここまで、コンセントも現地現物でしっかり確認できたら、最後まで後悔しない家づくりを心がけましょう。後少しで夢のマイホームが出来上がります。気を抜かないように、もう一度新築購入の流れ確認しておきましょう。
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