土地と間取りと方角の関係性!4つの視点で住みやすい空間が決まる
土地を選ぶ段階で、土地に対して道路がどっちにくるのか?
またそれに応じて玄関が必然的にどっちにくるのか?
この構成で、家の間取りが決まってしまいます。
つまり、土地に対して道路側に駐車場を置き、玄関がくるのが一般的です。道路と反対側に玄関を持ってくる人は多くはいません。だからこそ、土地選びの時に、間取りを意識して選ぶことが重要になります。
では間取りが決まってしまうとは、どういう事なのか?
方角が重要な意味を持っています。
その為ここでは、北向きの土地・南向きの土地・西向きの土地・東向きの土地の4つの方角の時に、間取りがどうなるのか?じっくり見ていきます。
これがいわゆる4つの視点です。
【補足】
北向きの土地とは、北側に道路があり、玄関も北側にある状態をいいます。
もくじ
北向きの土地はリビングが明るい間取りになる
北側に玄関がきた時の、間取りのメリットデメリット。
- リビングダイニングが南側になり昼間は常に明るい
- 日差しの入る南側にプライベート空間の庭ができる
- リビングダイニングは日差しが入るので日陰の部屋に比べるとジメジメしない
- 玄関は常に家の陰に入り日陰になってしまう
- 玄関に観葉植物を置くと育たないか枯れる可能性がある
- 玄関は暗くなるのでお店兼用の家なら不向き
南向きの土地は外観の見栄えが良くなる間取りになる
南側に玄関がきた時の、間取りのメリットデメリット。
- 玄関側の外観が映える為お店などに向いている
- 玄関前に花壇や観葉植物を置く人に向いている
- とにかく玄関が明るくなる
- プライベート空間を確保しにくい
- リビングダイニングが北側に来るので少し暗くなる
- 北側にプライベート空間の庭を置くと日陰になりガーデニングも思うようにできない
東向きの土地は朝から玄関が明るい間取りになる
東側に玄関がきた時の、間取りのメリットデメリット。
- 午前中は玄関が明るい
- 玄関側とプライベート空間が時間差で日差しが入る
- 玄関側の見栄え重視には向かない
- プライベート空間を充実させたい人には向かない
西向きの土地は朝からリビングが明るい間取りになる
西側に玄関がきた時の、間取りのメリットデメリット。
- プライベート空間の庭が午前中から明るくなる
- 玄関側とプライベート空間が時間差で日差しが入る
- 玄関側の見栄え重視には向かない
- プライベート空間を充実させたい人には向かない
まとめ
このように玄関の位置で間取りは変わってきます。
何を重視するかで玄関の位置が決まり、プライベート空間のリビング・ダイニング・庭の位置が決まります。
ちなみに、一般的家庭であれば、北玄関で南側にリビング・ダイニングがくる方が、快適な生活空間ができます。
やはりゆっくりできる空間ほど、人目を気にしないで開放的に過ごしたいものです。南から降り注ぐ日差しの中、庭に面したリビングの大きな窓を開けて、子供と遊んだり、家庭菜園を楽しんだり、ガーデニングをしたり楽しみたいものです。
また最近では、オープンキッチンも増えてきているので、南側で昼間は常に明るいキッチンはとても居心地が良いです。
ここで、間取りの関係からしっかりした土地を選んだら、次に家を建てていきましょう。そして、失敗しない新築を建てるためにも、まずは購入の流れを知っておきましょう。
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また、間取りと土地の関係を知ったら、今度は間取りの作り方を知りましょう。
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