新築の標準とオプションの範囲を知らないと失敗します!
家を安く建てたいと願う人はたくさんいます。
しかし、安く買うとしても、家の強さや性能などの質は落とさずに選びたいものです。
そのため、質を落とさずに安いハウスメーカーを見極めるポイントを紹介します。
先に言ってしまうと標準装備の質で比較します。
大まかな標準装備は、どのハウスメーカーでも基本的に同じようにつくものです。例えばキッチン・トイレ・バス・外壁・屋根材・壁紙・床材などです。
この基本となる装備はほとんど変わりません。
そのため、標準装備の種類で比べるわけではなく、標準装備の質で比べていきます。
実は、標準装備の質が悪いと、追加オプションで費用が増えてしまい、結果的に値段の高い家になってしまうのです。
もくじ
標準装備の充実度から見えてくるハウスメーカーの良さ!
標準装備が充実しているという一言では、何にもわかりません。
触りでもいいので標準装備のクオリティー・豊富さを見ておきましょう。
どう考えても後からオプションを加えないと、まともな装備にならない設定のものは良いとは言えません。
新築で建てる時に、少しでも良いものをつけたいと思うのが至って普通の心理状態です。
そこでオプション費用だけで数十万円上乗せにならないようにする為にも、事前に標準装備のクオリティーを知っておく必要があります。
標準装備を知らないで購入すると、後々オプションで高額になる落とし穴が待っています。だからこそ、最初から標準装備が充実しているハウスメーカーは良いと一時判断できます。
標準装備がどこまで本体価格に組み込まれているか?
基本的には、標準装備は家の本体価格の中に含まれます。
ハウスメーカーの中には、標準装備を良くする為に、家の本体価格をあげて対応するところもあるかもしれません。要するに、元の値段を上げて標準装備を良くするという考えです。
しかし、本体価格をつり上げてしまうと、ハウスメーカーの坪単価を上げてしまう事になるので、メーカー側としては悪影響です。坪単価が高いので、高額なハウスメーカーと思われてしまうからです。
そのため、基本的には標準装備の質を削って価格を下げる事はあっても、家の本体価格に上乗せする事は考えにくいのです。
つまり、純粋に標準装備のクオリティー・豊富さを比較してみる事で、ハウスメーカーの値段の安さ・設備の質・努力がわかります。
比べてわかる坪単価と標準装備の関係性
基本的に、家にかかる総合的な価格は、家の本体価格と家の本体工事費用で構成されています。
そのうちの家の本体価格に標準設備が含まれ、さらに坪単価の指標になります。
つまり、標準設備を良くすると坪単価も上がります。なので、坪単価が安くて標準設備がいいハウスメーカーは、他で質が落ちていなければ優良なメーカーと言えます。
キッチン・トイレ・バスであればキッチンの豊富さが鍵
正直トイレ・ユニットバスは遜色がないと言えます。しかも特にこだわらない人も多いです。家族だけが使うケースが多く、気を使う場所ではないからです。
そのため、キッチンの標準装備が重要です。オープンキッチンなら尚更です。ダイニングの景観にも関わります。キッチンの色の標準・細かい仕様の標準を見ておきましょう。
主婦は、こだわりたいポイントになってくるので、妻に相談しながらキッチンの標準装備をハウスメーカーに聞いてみましょう。
夫が、費用を切り詰めて見積もりを作っても、妻がキッチンにお金をかけることはいたって普通です。そのため、なるべくキッチンの標準設備はもとより良い方がいいです。
外壁・壁紙・床材などは種類の豊富さと何色使えるかがポイント
外壁・壁紙・床材には素材の違いもありますが、性能も見た目もどれもほとんど変わりません。なので、単純に色で選ぶ事が楽しむポイントです。色でいくらでも家の雰囲気は変わります。
外壁
外壁なら、何色まで標準で使えるのか確認してみましょう。意外に標準で制限がない場合もあります。また2色からオプション費用がかかる場合もあります。外壁一つをとっても、ハウスメーカーによって大きな違いがあるのです。
外壁は単色より、色の切り替えでいくらでもおしゃれになります。外壁の色の切り替えが何色まで標準に含まれるのか事前に確認してみましょう。
壁紙
壁紙も色の豊富さに加えて、色の切り替えがいくつまで標準で出来るか聞いてみてください。
切り替え自由だと選ぶ楽しさがあります。
これもハウスメーカーによっていろんな制限があります。
各部屋は単色でなければならないけれど、部屋ごとに色を変えるのは標準だったり、壁から天井まで全ての面の色を変えても標準だったりと色々あります。
床材
床材も種類の豊富さと切り替えの標準を聞きましょう。
例えば、1階フロアで床材を統一、2階フロアで床材を統一だったり、各部屋ごとに床材を変更できたり、部屋とクローゼットの中でも床材を変更できたり、自由度の高いハウスメーカーもあります。
ちなみに選ぶポイントで、床材は自然な感じが出るノンワックスの床材が良い感じです。もちろんワックスを塗り替える手間やメンテナンス費用がかからない事と、アルコールなどで白く変色しないメリットがあります。
まとめ
新築の標準装備は、クオリティーが良くて、種類が豊富なものがとても良いです。
標準設備が悪いと、結果的にオプション費用がかかり高くついてしまうことも考えられます。
もちろん、事前に使わないようにしようと意気込んでいても、結果的に標準装備の種類が少ないと、ちょっとぐらいなら大丈夫と思って費用が増えてしまうのです。
それだけ、キッチン・トイレ・ユニットバス・外壁・壁紙・床材などを実際にショールームで見ながら決めていくと、気持ちも緩んでいくものです。
だからこそ、事前に満足できる標準装備であることを確認しておきましょう。
また、家の本体価格の安さと標準装備の充実度の両方が備わっていれば、基本的に良いハウスメーカーと言えます。