【新築の完成検査】すごく大事なチェックポイント!
新築の完成検査!つまり、竣工検査とは何かまずお話しします。
新築の引き渡し前に、施主がメインになって現場を確認しながら仕様書や図面と間違いない事をじっくり確認していく検査です。また、傷や壊れが無いか、ドアの動きに問題ないかなど全てにわたってチェックしていきます。
竣工検査で絶対に見逃さないでください!
ハウスメーカーと問題になるケースもあります。
だからこそ余裕を持って、事前にチェックすることも大事です。竣工検査のポイント・注意点を書いていきます。
もくじ
【はじめに】新築の完成検査(竣工検査)って何?
新築の完成検査(竣工検査)とは、
- ハウスメーカーの担当者
- 現場監督
- 施主
によって行われる最終チェックの事です。
何を検査するのかというと、
- 仕様書通りに完成している事
- 図面通りの間取りになっている事
- 建具のガタつきや不備がない事
- 傷がない事
などです。
基本的に、ハウスメーカーの担当者が説明しながら、進行していきます。
その中で、施主がメインになってすべて検査していくものです。
そこで、何か気になる点や、違った仕様が見つかれば、指摘して直させるようにしましょう。
本当に、ここが最後の砦になります。
ここの完成検査(竣工検査)で施主が「問題ありません!」と言って、正式に引渡しの書面にサインした時点で、施主に家が引き渡されることになります。
完成検査(竣工検査)の立会いが大事なわけ
なぜ、完成検査が大事なのか知っていますか?
それは、完成検査では、施主がメインになって立会いしているからです。
ハウスメーカーの担当者や現場監督は、ただそこに付き添っているだけです。
それはなぜかというと、完成検査の前に完了検査が終わっているからです。
完了検査とは、第三者機関によって、建築基準法に基づきしっかり検査されたものです。
つまり、完了検査を通過した時点で、法的にしっかりした家というお墨付きをもらっています。
そのため、その他の住宅の傷のような小さな欠陥には、施主自ら気付いて指摘しない以上、ハウスメーカーも現場監督もそこまで気にしません。
もちろん、住宅瑕疵に関する欠陥は、新築の引き渡し後でも保証していますが、細かい傷や仕様の違いについては、保証が存在しません。
つまり、この完成検査(竣工検査)で確実に見つけて、食い止める必要があるのです。
だからこそ、家が出来て気持ちも緩みがちになると思いますが、手を抜かずに時間をかけて検査しましょう。
この後に引き渡しが済んで、所有権が移ってから思いがけない傷を見つけてしまうと問題になりかねません。
ハウスメーカーに相談を持ちかけても、施主が竣工検査で大丈夫と言った事実がある以上、引き渡し後にできた傷であると考えられ、施主側の非になるケースが多いです。
引き渡し後に見つけた傷について、冷たい対応をしてくるハウスメーカーはあまりいないと思いますが、竣工検査はやはり1つの証拠になります。
問題にならないようにちゃんと見て、気になる場所があったら遠慮なく指摘するように心がけましょう。
完成検査(竣工検査)で見るべき大事なチェックポイント
完成検査では、どこまで見るかという判断は難しいものです。
簡単に言ってしまえば、全てなのですが、誰でもすべてを見切ることはできません。
そのため、今までに経験した人たちの後悔ポイントや、重要なチェックポイントをここで紹介します。
- 玄関の開閉は問題ないか?
- 玄関の鍵は閉まるか?開くか?
- インターホンの音は鳴るか?モニターは写るか?
- キッチンの水は出るか?漏れはないか?
- キッチンのコンロはつくか?
- 換気扇は動くか?
- 勝手口の扉は開閉に問題ないか?鍵は閉まるか?
- スイッチを入れて電気はつくか?
- 洗面台の水は出るか?
- 扉の開閉は問題ないか?(ロックもできるか?)
- 浴室のシャワー・蛇口は出るか?温水になるか?
- トイレは流れるか?
- 窓の開閉は問題ないか?網戸はついているか?
- コンセントの位置は図面通りか?
- スイッチの位置は図面通りか?
- 手すりのぐらつきはないか?
- 収納扉の開閉は問題ないか?
- クローゼットの開閉は問題ないか?
- デザインは仕様通りか?
- 床のへこみやきしむ音はしないか?
- 壁・天井にへこみはないか?
実際は、まだ細かいところがたくさんあると思いますが、とにかく全てチェックしましょう。
小さいものなら諦めがつきますが、大きな不備は自分たちにかかる負担も大きくなります。優先順位を決めて、大事な場所のチェックを見逃さないようにすることが大事です。
完成検査(竣工検査)後の引き渡し【新築・保証・説明書など】
完成検査(竣工検査)が終了したら、いよいよ新築の引き渡しです。
嬉しい場面ですが、この引き渡しはすべての責任を引き継いだことになります。
だからこそ、「本当に大丈夫?」もう一度自分に言い聞かせて、気になる点があれば、ちゃんと理解できるまで聞いて解決してから引き渡しに移りましょう。
また、引き渡しの際に、いろんな書類が引き渡されます。
しかし、たくさんありすぎて、理解できない部分もあるかもしれませんが、保証や説明書などのとても重要な書類ばかりです。
引き受けたら、大事に保管しましょう。
引き渡しの際に受け取る書類など一式は、以下の通りです。
- 建造物引渡書
- 地盤品質保証書
- しろあり保証書
- 構造体に関する長期保証
- 住宅の設備に関する短期保証
- 住宅瑕疵担保責任保険
- アフターサービス内容の書類
- 設備の操作マニュアル一式
- メンテナンス時の連絡先が載った書類
- 建築確認申請書
- 確認済証
完成検査(竣工検査)は事前チェックが超重要!
竣工検査は、引き渡し日に1時間程度実施します。
この短い時間で、全て見つけ出すのは難しい事です。
そのため、竣工検査前に家に何度か足を運んで、気になる箇所はあらかじめ伝えておくと安心で手間も減ります。
最悪の場合、引き渡し日に不備が見つかり、引き渡しが先延ばしになってしまうケースです。
すでに引越し業者を予約している人は、キャンセル料をとられてしまうかもしれません。楽しいはずの引き渡しが、大惨事にならないように事前のチェックを進んでやっておきましょう。
まとめ
竣工検査は簡単なことですが、見逃すとめんどくさい事になります。
何より自分たちの家なので、綺麗な状態でもらいたいものです。
できる限り事前にチェックを入れて、違った仕様であれば前もってちゃんと直してもらうようにしましょう。
家は高い買い物です。自分たちの理想の家は、絶対に妥協してはいけません。
妥協せずにここまできたら、後一歩です。最後に引渡しと登記の申請が待っています。もう一度新築購入の流れを見直して、おかしいところがないか再チェックしましょう。
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